こんにちは。

軍艦島デジタルミュージアムガイドのトシ（政次）です。

今回は１年前にご紹介しました、軍艦島に似ている　片島魚雷試験場跡をご紹介したと思いますが、
今回はさらに片島の魚雷試験場跡を含めた川棚地区、川棚海軍工廠施設跡など１０ヶ所のうち６ヶ所
ほど行きましたので、順に紹介して行きたいと思います。




川棚の町は温泉もあり、穏やかな大村湾に山が絶妙に入り組んだ自然豊かな

長崎でもトップクラスの絶景を誇る町です。


そんな美しい町、川棚にもう一つの歴史があります。



特攻艇の引き上げに使ったクレーンの台座跡です。

「川棚臨時魚雷艇訓練所跡』

川棚町小栗郷に海軍水電学校跡では、特攻兵器「震洋（しんよう）」と「伏龍（ふくりゅう）」の訓練が行われていた。

この海で、全国から志願した数万人の若者が日々訓練を受け、出陣し、３,５１１名が亡くなりました

「特攻殉国の碑」

昭和４２年に、川棚臨時魚雷艇訓練所跡の新谷郷に戦没者の慰霊碑「特攻殉国の碑」が建立された。

碑には戦死者の名前が刻印されています。





「特攻　殉国の碑」

満開の桜の花を見て特攻艇の訓練生たちは

何を思ったのでしょうか。

考えると胸が熱くなります。

「片島魚雷発射試験場跡」




射場上屋から見た空気圧縮喞筒所　そくとうしょ（ポンプ室）



セメントの中に時折貝殻が混じっていところが発見できます。

軍艦島同様、海砂を使用したようだ。





射場及び射場上屋（対象７年8月完成）



探針儀領収試験場（昭和１７年完成）





第２油庫（昭和１４年1月完成）


空気圧縮喞筒跡



空気圧縮喞筒から見た風景



空気圧縮喞筒（　そくとう　）ポンプのことです。昭和１４年使用開始
魚雷に燃焼に必要な圧縮酸素のことでしょうか。







鉱滓レンガの建物（変電所跡）昭和１７年に立てられたものとは思えない。

数少ない川棚海軍工廠の施設跡



赤レンガ倉庫群（川棚海軍工廠施設跡）




赤レンガの倉庫群
川棚海軍工廠施設跡


小高い丘の上にある城山公園の平和の塔

ここから海沿いにある川棚海軍工廠が一望できる。

自然豊かな美しい公園だ。

。


城山公園（歴史と平和の跡）

川棚海軍工廠開庁　１９４３年（昭和１７年）
川棚地区は戦時中に佐世保海軍工廠への空襲がひどくなり
川棚地区に移され、その為町のほとんどが海軍施設だったことがありました。
終戦近くには川棚地区も空襲を受けるようになり、
近隣の石木町に疎開するようになりました。

城山公園周りには桜の花が植えられ
切なくなるほど満開でした。

それではそろそろ終わりたいと思います。

最後まで見て頂きありがとうございます。

また、次のブログでお会いしましょう。

軍艦島デジタルミュージアム　トシ（政次）でした。